大和藍レギュラーセット
(綿・麻・絹用)
大和藍と一緒に助剤を使おう
藍には天然藍と合成藍があります。大和藍はそれらの藍を適度に調整し特殊な技法で当社が精製したものです。還元剤や色止め液を使用することでより多くの生地を染めたり、しっかりと色止めすることができます。様々な生地を染めることも可能です。 付属の大和藍で生地の重さ500gまで染色できます。※写真はTシャツを藍染めした作品例です。
- 染色酸C-200
- 藍の酸化がより進む事により発色が進む。鮮やかな藍色になる。
- レヂノールSN
- 生地の表面に被膜をはる役割がある。色がしっかり止まるのでTシャツなどの衣服の染色も可能となる。
- インジゴ還元剤AZスペシャル
- 藍液が元気がなくなってきた時に還元剤を入れると藍液が還元され(酸化の逆) 復活してまた染められるようになる。藍を水に溶いてから1~2日間は藍液で染色が可能となる。
セット内容
- □ 大和藍 50g
- □ 染色酸C-200(無臭酢酸) 100g
- □ レヂノールSN 100g
- □ インジゴ還元剤AZスペシャル100g
- □ 使い捨て手袋
- □ ビニール袋
ご用意いただくもの
- □ バケツ(20ℓほど入る容器)
- □ ボール(5ℓほど入る容器)
- □ 新聞紙 10枚ほど
- □ 液量を量れるビーカー、計量カップなど
- □ 水 (藍用 2ℓ、色止め用 3ℓ、水洗い用などで使用)
- □ 重さを量れる計量器
- □ ぬるま湯(約30℃) 1ℓ
助剤を使った染め方
重さ150gのTシャツを染める場合
- ① 乾いた状態で染める生地の重さを計量します。よく染まり、ムラにならないように、染める前に生地を水に10分間漬けこみます。その後、取り出し軽く絞ります。
- ② ポリバケツが汚れないように、ビニール袋をかぶせます。 周りに液が飛びやすいので、新聞紙などを敷いておくとよいです。
- ③ 今回はTシャツの無地染めですので、酸化の時にムラをなくすため新聞紙などをひいておき、作業スペースを確保しておきます。
- ④ ぬるま湯1ℓ(30℃)と水2ℓを準備。次に染める生地の10%の重さの大和藍を計量します。粉が飛びますので、ビニール手袋をし、静かに計量してください。今回はTシャツの重さが150gですので、大和藍は15gになります。
- ⑤ 大和藍をポリバケツに、そっと入れます。粉が飛ばないように、静かに底の方に入れます。
- ⑥ ぬるま湯1ℓを少しずつ入れます。
- ⑦ ゆっくりとかき混ぜて、底をさわって粒がなくなるまで3分間かき混ぜます。
- ⑧ ザラザラとした粒がなくなったら、水2ℓを入れます。
- ⑨ 液の表面の藍の華(泡)を取り除きます。これが付着するとムラの原因になります。
- ⑩ ①でぬらしておいた生地(Tシャツ)を少しずつ入れていきます。
- ⑪ 液の表面から生地(Tシャツ)が出ないようにしながら、3分間染めます。その間は絶えず手を動かして、ゆっくりと揉む感じで染めます。
- ⑫ 3分後、ゆっくりと生地(Tシャツ)を引き上げて、軽く絞ります。
- ⑬ ③で用意したスペースで生地(Tシャツ)を素早く広げ、濃淡がある部分を手でこすってなじませてください。裏表、両面をやりましょう。 ムラの原因になります。
- ⑭ が空気中の酸素と反応して、酸化し、色が緑色→紺色へ変化していきます。3分間、そのまま酸化させて発色させます。更に濃くしたい場合は、⑪~⑭を繰り返します
- ⑮ 染めが終わりましたら、1回軽く水洗します。色が落ちますが、1回洗いで大丈夫です。
- ⑯ 染色酸で発色処理をします。ポリバケツなどに、5ℓの水を入れて、染色酸を25cc入れます。(約キャップ5杯)
- ⑰ 染その中に染めた生地(Tシャツ)を入れて15分間漬け込みます。
- ⑱ 15分後、藍の色が出なくなるまで、水洗します。
- ⑲ レヂノールSNで色止めをします。ポリバケツなどに、3ℓの水を入れ、レヂノールSNを30cc(約キャップ6杯)入れます。
- ⑳ 生地を20分間漬け込みます。20分後、水洗せず、脱水します。
- ㉑ 干して完成です!
藍染めをしていて染まりにくいと感じた時は・・・
- インジゴ還元剤AZスペシャルを藍液1ℓに対して、10g加え、よく攪拌して15分間置いておきます。藍液の表面に泡が立ってきたら、染められます。※復活出来るのは、大和藍を水に溶いてから1~2日以内です。
大和藍の保存について
- 大和藍(粉末)の保存期限はご購入から約6か月間です。水に溶いた場合は1~2日間以内にご使用ください。藍液をすぐに使用しない時は、ビニール袋の口をとじて、空気にふれないようにしてください。
大和藍・薬品の使用量について
•大和藍は濃く染めたい場合は生地の重さの10%を使用し、水1ℓに対して5gの割合で使用してください。10%以上の生地を染めた場合は、濃く染まりません。
•染色酸C-200(無臭酢酸) 100gは、水1ℓに対して5ccの割合で使用してください。水の量は、生地が浸る程度になります。
•レジノールSN は、水1ℓに対して10ccの割合で使用してください。水の量は、生地が浸る程度になります。
•インジゴ還元剤AZスペシャルは、藍液が染まりにくいと感じた時、保存しておいた藍液に使用します。藍液1ℓに対して、10g加え、よく攪拌して15分間置いておきます。