草木染・型染入門「草木図譜」
講師 山崎 樹彦
このシリーズでは、各月ごとに指定された染料植物の図案を、その染料植物で染めることを基本としています。 草木染の基礎と型染の基礎とを同時に学びましょう。型糊は使わず、型彫りをした後に摺込刷毛を用いて藍棒・墨・ラック液・黄金花液などを使って染色を行います。染料植物を月ごとに選び、その染め方と染料植物図案の型染の基本を学びます。型紙はA4サイズとなっており、1つを選んで染色して頂きます。
時間
10:00~16:00(昼休憩含む)
費用
8,250円(材料費込、税込)
ゲンノショウコ
日程
10月7日(火)
櫨(ハゼノキ)
日程
11月4日(火)
紫
日程
12月2日(火)
紅花
日程
2026年1月6日(火)
キンモクセイ
日程
2026年2月3日(火)
肉桂(シナモン)
日程
2026年3月3日(火)
草木顔料講習会
講師 山崎 樹彦
セルロースナノファイバーを使って植物染料由来の絵具を作ってみました。
この講習会では染料ペーストの作り方を通して、各染料の特性を知り、好みの色を出す工夫に加え、セルロースナノファイバーの粘性、ニカワのバインダー要素を加えて独自の草木顔料作りを行います。
各月、染料テーマごとに顔料を作り、用意された型紙を使って、摺り込みの練習、および和紙への摺り込みで作品作りをします。
時間
10:00~16:00(昼休憩含む)
費用
8,250円(材料費込、税込)
桜、梅、枇杷
日程
10月8日(水)
五倍子、キブシ
日程
11月5日(水)
黄金花、エンジュ、渋木
日程
12月3日(水)
インド茜、日本茜
日程
2026年1月7日(水)
インド藍粉末、タデ藍沈殿藍、墨粉末
日程
2026年2月4日(水)
ソヨゴ、リンゴ
日程
2026年3月4日(水)
草木染めの基礎をシッカリ学ぶ
講師 上野 八重子
「草木染めは渋くてくすんだ色…」と思われている節がありますが、草木の成分や素材の性質を理解し、それぞれに適した染色法で染めることにより本来植物が持っている美しく鮮やかな色を戴ける様になります。
各回の講義では植物の成分、染める素材(絹、毛、綿麻)に適した染色法を「何故なのか…」の仕組みを科学的に理解し、実習では全工程を1人で行う形を取っておりますので一から学ぶことが出来ます。
一見堅苦しそうに思えますが初めての方でも楽しく染められるようご指導しております。また家庭でも復習が出来るよう詳しいオリジナルテキストをお渡ししますので基礎がシッカリ身につくようになります。
時間
10:00~16:00(昼休憩含む)
費用
8,250円(材料費込、税込)
P-1[基礎-1]
<草染料+絹の染色法>
草木染めを始めると先ず目に入ってくるのが身の回りにある草かと思います。これらはフラボノール類に属します。その成分の特徴を知った上でP-1では素材の精練、抽出、媒染、染色等の基本操作、及び染色用語等を分かり易く説明いたしますので「草木染めは始めて」という方でも基本的な事を理解しながら楽しく染められるようになるでしょう。素材は絹ストールを予定しております。
日程
10月15日(水)
10月16日(木)
※お好きな日程をお選び下さい。
P-2 [基礎-2]
<樹木染料+綿の染色法>
草とは違う樹木染料(タンニン類)を使い、それに適した抽出方法と素材は綿布を使用しますので下地処理も合わせて学びます。綿、麻という植物繊維は何らかの下地処理を行わないと染まりにくく、堅牢度も悪い為、染色後の使用目的に合わせた下地処理が必須となります。簡単な縫い絞りを加えて下地処理の有無による色の差も体験して頂きます。下地処理の必要性を感じ、植物素材の科学的仕組みを知ることで染めの幅が広がることでしょう。
日程
11月12日(水)
11月13日(木)
※お好きな日程をお選び下さい。
P-3[基礎-3]
<赤系染料+毛の染色法>
茜という草の根(アントラキノン誘導体)を使い、それに適した抽出方法と素材は毛糸を使用します。毛糸は扱い方によっては縮んだりフェルト化してしまいますので注意点や絹、綿との染色法の違いを体験して頂きます。また茜類はP-1、P-2で学んだ抽出方法では十分な赤色を得ることが出来ませんのでこの項では茜ならではの染色方法をシッカリと学んでいただきます。
*素材変更可(原毛又はウール生地)申込み時にお伝え下さい。
日程
12月17日(水)
12月18日(木)
※お好きな日程をお選び下さい。
P-4[基礎-4]
<藍の化学建て+重ね染め>
草木染めでは様々な色を染める事が出来ますが、単色で飽き足らなくなった時にお勧めなのが藍色を染め重ねて作る「重ねの色」があります。その為には先ず藍液を建てなくてはなりませんが、藍建てには「醗酵建て」と「化学建て」があります。多量の仕込みが必要な醗酵建ては経験、管理、費用を伴いますので「ちょっと重ね染めをしてみたい」という方には、必要とする分量の藍液を失敗無く作る事が出来る化学建てという方法が適しているのではないでしょうか。
使用するのはすくも藍、インド藍という本藍になりますので十分、藍色を楽しんでいただけると思います。今講座ではインド藍を使って少量でも藍液を作れる方法を学びます。
全行程を各自で行いますのでシッカリ藍建てが出来るようになります。更にカリヤスとコチニールで染めた糸を使って重ね染めをします。藍色の濃淡で色数を無限に増やしてくれる楽しみが得られますので藍建てに挑戦してみませんか。
日程
2026年
1月21日(水)
1月22日(木)
※お好きな日程をお選び下さい。
P-5[基礎-5]
<紅花の染色法>
紅花(カルコン誘導体)は水温の低い真冬の作業になります。本来、冷たい水で重労働とも思える抽出作業がありますが、簡単な作業でも色鮮やかに染められる染色法で「韓紅、紅絹色、一斤染め」の3色を染めていきます。この項でもテキストや説明を聞きながら全工程を一人で行いますので染色法をしっかり身につけることが出来ます。紅花ならではの美しい色をお楽しみいただけます。
日程
2026年
2月18日(水)
2月20日(金)
※お好きな日程をお選び下さい。
P-6[応用-1]
<簡単型紙作り・型抜きから紗張りまで-2色刷り用の型紙を作る>
型紙作り、紗張り、型染めは難しいので…と敬遠されていませんか。でも今回は初心者の方でも簡単に飛び模様が紗張り出来る方法で型紙を作ります。
島の様に離れた模様でも繋ぎを入れずに紗を張ることが可能となります。子供が描いた絵をそのまま模様にする事も出来ます。型紙があると草木染めでも化学染めでも今までの染色とは違った楽しさが生まれてくると思います。
(4月、5月の2色刷り型染めに使用するものを2枚作る予定)
型紙作りを楽しみながら挑戦してみませんか!
日程
2026年
3月18日(水)
3月19日(木)
※お好きな日程をお選び下さい。
初めての糊作り
初めての型彫り
はじめての和紙染
講師 山崎 杜人
初めての型彫り
型の構成や彫り方、扱い方を学ぶ内容です。ご自身のデザインを型に起こすご提案もさせていただきます。
日程
11月6日(木)
時間
10:00~16:00(昼休憩含む)
費用
14,850円(材料費込、税込)
初めての糊作り
型染めに欠かせない「糊」
本講習では、布を板に貼る際に用いる敷糊、模様を防染するための石糊の作り方を学びます。
さらに、糊の敷き方や付け方を体験しながら、型紙を用いた藍型染の手拭いを制作します。
講習内容
・敷糊・石糊の作り方と扱い方
・敷糊板の製作・布への糊付け実習
・藍型染の手拭い制作
お持ち帰りいただく製作物
・敷糊板
・敷糊
・石糊
・藍型染手拭い
お持ち帰りいただいた糊や道具を使えば、ご自宅でも型染め作品づくりに取り組めます。初めての方でも基礎から学べる内容ですので、安心してご参加ください。
日程
10月23日(木)
12月11日(木)
※お好きな日程をお選び下さい。
時間
10:00~16:00(昼休憩含む)
費用
14,850円(材料費込、税込)
はじめての和紙染
和紙の染色の為に必要な工程を学びます。こんにゃく糊による和紙の保護や色刺しに向いた染料の調整などをお伝えします。
日程
2026年1月15日(木)
時間
10:00~16:00(昼休憩含む)
費用
14,850円(材料費込、税込)
ジェルプリンティングonファブリック
講師 若井 麗華
ジェルプリンティング
onファブリック
ジェルプリント技法を学ぶ基礎編
ジェルプリントで布染めをおこなう為に、基本的な技法を学ぶ講座です。 ペーパーワークとの違いを踏まえて、使用できる染料や布の処理&定着の事などなど、 体験しながら布へのプリントを練習していきます。 ジェルプレートは輪郭や凹凸を写し出してくれますので、身の回りのいろいろなモノが面白い絵柄になります。身の回りのモノを再発見して、プリントしてみましょう。
ジェルプリンティングについて
柔らかいゼラチンのようなプレートに模様や色を置き、紙や布にそれらを転写していく方法。
ジェルプリンティングは、ちょうど型染めや版画の様なプリントをすることができます。
物の凹凸や写真画像なども細かく写し取れるところも大きな魅力です。
たくさんの可能性があるジェルプリント技法で布染めをひとつずつ楽しんで頂けたらと思っています。
日程
10月24日(金)
時間
10:00~16:00(昼休憩含む)
費用
9,900円 (材料費込、税込)
藍と墨のジェルプリンティング
onファブリック
版作りから始めるジェルプリント 応用編
ジェルプリント技法で布にプリントをおこなう講座です。
布染めに適した染料選び、プリント後の染料定着などを体験しながら、ジェルプリント技法を学んでいきます。
今回の応用編は、2種類の版(型紙彫り、手描き画像転写版)を作るところからスタートします。自分で作る版は、プリントの面白さを倍増させてくれます。
型染用の型紙彫りに加えて、かなりアナログな手描き版の組み合わせで、型染ジェルプリントを楽しめます。
染料は藍と墨顔料を用いてプリントしていきます。顔料の濃淡と複数の版の組み合わせで生まれる、ジェルプリントならではのレイヤー(かさなりの色柄)を体験してみてください。
応用技法ですので、受講希望の方は、基礎講座の受講をお願いいたします。
ジェルプリンティングについて
柔らかいゼラチンのようなプレートに模様や色を置き、紙や布にそれらを転写していく方法。ジェルプリンティングは、ちょうど型染めや版画の様なプリントをすることができます。物の凹凸や写真画像なども細かく写し取れるところも大きな魅力です。
たくさんの可能性があるジェルプリント技法で布染めをひとつずつ楽しんで頂けたらと思っています。
日程
11月26日(水)、27(木)
※2日間連続の講習になります
時間
10:00~16:00(昼休憩含む)
費用
19,800円 (材料費込、税込)
伝統模様の型紙で型染を楽しむ
講師 伊川 絵理
化学染料の浸染と抜染
好きな色で染めて、好きな柄を抜く
シリアス染料を使った浸染と、抜染糊を用いた抜染を学びます。化学染料ならではの豊かで鮮やかな色彩と、自分好みに調色するプロセスを体験できます。染めたあとは、型紙を用いて抜染糊を置き、好きな模様を抜いて仕上げます。抜染の技術を習得することで、制作の幅もグッと広がります。
※強い薬品を使いますので、漂白剤のようなにおいが苦手な方はご一報ください。
日程
10月21日(火)
12月10日(水)
2026年2月25日(水)
※お好きな日程をお選び下さい。
時間
10:00~16:00(昼休憩含む)
費用
8,250円(材料費込、税込)
型紙を選んでできる摺込友禅
構図のデザインと色彩を学ぶ

友禅模様をはじめとした江戸時代の染織図案をお手本に、自分自身で図案をデザインすることを学ぶ講座です。カラフルで絵 画的、ユニークな江戸の模様の世界を楽しめる内容です。 基礎的な色彩の知識と構図作りのコツについて座学で学んだ後、用意された型紙を組み合わせ、化学染料を用いて作品制作をします。 経験のある方はご自身で図案を型彫りしていただくこともできます。図案を型紙に起こす上でのデザインのアドバイスも可能です。 摺込友禅がはじめての方も初歩から手順を学べます。色彩とモチーフを自由に操り、自分なりの世界を布の上に作り出してみましょう。
日程
11月19日(水)
2026年1月28日(水)
※お好きな日程をお選び下さい。
時間
10:00~16:00(昼休憩含む)
費用
8,250円(材料費込、税込)
(座学)被染色素材の基礎知識
講師 原田ロクゴー
(座学)被染色素材の基礎知識⑤
タンパク質繊維:羊毛
羊毛と絹の相違を説明するなかで、羊毛が可塑性を保ちつつフェルト化する理由も自ずと理解できることでしょう。フェルト作品を制作している方や、原毛から糸作りをしている方には、やり慣れた制作工程が”羊毛の性質”によって裏打ちされたことであったと実感できることと思います。
※”本講習会③④タンパク質繊維:絹”を受講した方を対象とした講座です。
日程
10月9日(木)
時間
14:00~16:00
費用
2,200円(税込)
(座学)”絹”のよりみち
語源から見る”絹”と物品としての絹の広がり
キヌがなかった地域に交易品・略奪品・献納品などとして伝播し、キヌという言葉が現地語の中に変化して伝わるということもあったはずです。多くの研究者が語源をいろいろと挙げている著述の中に、そのようなことに触れられているものがあります。世界史年表と世界地図を傍にキヌの語源を辿ります。
日程
2026年3月12日(木)
時間
14:00~16:00
費用
2,200円(税込)
(座学)“糸”偏でよりみち
綾・紙・絹・縁・・・・・・一文字一文字なんとなくひっかかっていたら意外に面白いほど時間が経っていました。そのような隙間時間の覚書が今回の講座のきっかけです。
日程
2026年4月23日(木)
時間
14:00~16:00
費用
2,200円(税込)
紙
和紙の首飾りを作りつつ和紙を知る
1枚の手漉き和紙をバラバラにすることなく糸状にし、チョーカーを作ります。
参考作品画像は黒色の和紙を使用。
染色はしません。和紙を折りたたんだり切ったり湿らせたり打ちつけたりして、和紙の漉き目の方向を見るなどしながら、セルロース繊維のひとつとして和紙の話をします。
日程
12月4日(木)
時間
10:00~16:00(昼休憩含む)
費用
8,250円(材料費込、税込)
浸染
きちんと染めるしっかり染める
撹拌しつつ堅牢染色に必要な時間を浸染しても、それに耐えうるだけの締め括りを施します。いわゆる”絞り染め”ですが、必要十分な基本的なことだけを行います。
浸染:堅牢な染色を目指します。
締め括り絞り:浸染中の物理的な刺激に耐えられることと、染料液の浸透を許しすぎないしっかりとした締め括りを目指します。
日程
2026年2月5日(木)
時間
10:00~16:00(昼休憩含む)
費用
8,250円(材料費込、税込)
「レマゾール」タイプ染料の基礎
型紙でデザインアレンジ

色鮮やかさが特徴で、蒸しが不要の反応性染料「レマゾール」タイプを使って北欧風デザインを
摺り染で生地に染めます。
お渡しする数枚の完成型紙を並び替え、デザインバリエーションとアレンジする楽しさを体験します。
(使用型紙はお持ち帰りとなります)
講師 西 大三
1994年
東京芸術大学大学院工芸科染織専攻終了
2005年
工房開設
2014年~15年
女子美術短期大学創造デザインテキスタイル非常勤講師
埼玉画廊、桃林堂(青山店)他にて展覧会を行う
2014〜
昭和女子大学歴史文化学科 開設講義特別講師
日程
12月16日(火)
時間
10:00~16:00(昼休憩含む)
費用
8,250円 (材料費込、税込)
講師紹介
講師名をクリックするとプロフィールがご覧いただけます
北大理学部卒業後草木染めを始める。現在、草木染伝習所主宰、旧軽井沢草木屋代表
風土に根ざした草木染の形を模索しながら創作活動を行っている。
2010 山崎樹彦を師事。草木屋に入社
2014〜2017ミャンマーでの技術支援事業の染色担当技師として現地の草木植生調査、染色指導に携わる
2017〜群馬県のみなかみ町にて染の家を開業
繊維での立体造形が可能な「フェルト」に出合う。
羊毛の「縮んで固まる」不思議な特性に魅せられて以来、フェルト造形の制作・研 究をおこなう。
1996年 東京テキスタイル研究所 フェルト講座 講師(15年間)
2005年~ 玉川大学芸術学部テキスタイル 非常勤講師(9年間)
現在 FULZEN LAB主宰 制作・研究・教育の発信をしている。 羊毛繊維の可能性とアート表現をワークショップを通じ伝えている。
現在東京藝術大学・鶴見大学非常勤講師・JTC会員
糊防染・絞染を併用し掛物や屏風などを制作 個展を中心に活動
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FAX : 03-3841-6549
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- ・日程
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②最小開催人数 3名以上