大和藍でアップサイクル

綿のバッグを染め直す

完成品

ご用意いただく物(重さ300gのバッグの場合)

準備するもの

  • □ 大和藍 30g
  • □ ハイクリーナーNF (又は中性洗剤・生地の汚れを取るため)
  • □ ピノゲンC (浸透剤・ムラを無くし濃く染めるため)
  • □ 染色酸C200 (藍の発色剤・発色を良くするため)
  • □ レジノールSN (藍の色止め剤・こすれに強くするため)
  • □ ステンレス製鍋 (5ℓ以上入る大きさ・バックを煮て洗う用)
  • □ ボール又はバケツ×2 (10ℓほど入る大きさ・染色用・発色/色止め用)
  • □ ビニール袋
  • □ 新聞紙10枚ほど
染め方
① 生地の汚れを取るために洗剤で洗います。
染め方
② ハイクリーナー又は中性洗剤で、生地を煮て汚れを取り除きます。水3ℓにハイクリーナーNFを15cc入れて温度60~80℃で20分間煮ます。
染め方
③ 藍がよく浸透し、ムラにならないようにピノゲンCに生地を漬け込みます。水2ℓにピノゲンCを10cc(キャップ2杯)入れて10分間漬け込みます。その後、取り出し軽く絞ります。一度処理をしておけば、時間がたっても効果はあります。
染め方
④ かばんを染色液に浸したあと、取り出して酸化のムラをなくすための作業を行いますので新聞紙などをひいて作業スペースを確保しておきます。
染め方
⑤ ボールが汚れないように、ビニール袋をかぶせます。
染め方
⑥ ぬるま湯1ℓ(30℃)と水5ℓを準備しておきます。次に染める生地の10%の重さの大和藍を計量します。粉が飛びますので、ビニール手袋をし、静かに計量してください。今回はバックの重さが300gですので、大和藍は30gになります。
染め方
⑦ 大和藍をボールに、そっと入れます。粉が飛ばないように、静かに底の方に入れます。
染め方
⑧ ⑥であらかじめ用意しておいたぬるま湯1ℓを少しずつ入れます。
染め方
⑨ ゆっくりとかき混ぜて、底をさわって粒がなくなるまで3分間かき混ぜます。
染め方
⑩ ザラザラとした粒がなくなったら、残りの水5ℓを入れます。
染め方
⑪ 液の表面の藍の華(泡)をかたすみに寄せます。これが付着するとムラの原因になります。
染め方
⑫ ③でピノゲンCに漬けた生地を少しずつ入れていきます。
染め方
⑬ 液の表面から生地が出ないようにしながら3分間染めます。その間は絶えず手を動かして、ゆっくりと揉む感じで染めます。
染め方
⑭ 3分後、ゆっくりと生地を引き上げて、軽く絞ります。
染め方
⑮ ④で用意したスペースで生地を素早く広げ、濃淡がある部分を手でこすってなじませてください。裏表、中、持ち手などをやりましょう。ムラの原因になります。藍が空気中の酸素と反応して酸化し、色が緑色→紺色へ変化していきます。3分間、そのまま酸化させて発色させます。
染め方
⑯ 染めが終わりましたら、1回軽く水洗します。色が落ちますが、1回洗いで大丈夫です。
染め方
⑰ 染色酸で発色処理をします。ボールなどに、6ℓの水を入れて、染色酸C200を15cc (キャップ3杯)入れます。
染め方
⑱ その中に染めた生地を入れて15分間漬け込みます。
染め方
⑲ 15分後、藍の色が出なくなるまで、水洗します。
染め方
⑳ レジノールSNで色止めをします。ボールなどに、6ℓの水を入れて、レジノールSNを30cc(キャップ6杯)入れます。
染め方
㉑ 生地を20分間漬け込みます。20分後、水洗せず、脱水します。
染め方
㉒ 干して完成です!